このトピックでは、Brightcove でどのコンテンツ配信オプションが最適かを決定するための情報を示します。
Brightcove のパブリッシャアカウントを作成後に、まず決めなければならないことの 1 つが、動画ファイルの配信計画です。Brightcove には豊富な選択肢があり、それぞれに異なるメリットと制限事項があります。どのように動画ファイルを保護するか、どのように視聴者に到達するか、好ましいアップロード方法、動画アセットが別の CDN (コンテンツ配信ネットワークかコンテンツ配布ネットワーク)に格納済みかどうか、などにより配信方法の選択は変わります。
このトピックで説明するコンテンツ配信オプションをご利用いただけるのは、Brightcove Pro または Enterprise のパブリッシャのみです。Brightcove Express のパブリッシャは、Brightcove を CDN としてお使いください。
このトピックでは、次の点について学習します。
このトピックでは、Brightcove でどのコンテンツ配信オプションが最適かを決定するための情報を示します。
Brightcove のパブリッシャアカウントを作成してから、まず決めなければならないことの 1 つが、動画ファイルの配信計画です。Brightcove には豊富な選択肢があり、それぞれに異なるメリットと制限事項があります。どのように動画ファイルを保護するか、どのように視聴者に到達するか、好ましいアップロード方法、動画アセットが別の CDN (コンテンツ配信ネットワークかコンテンツ配布ネットワーク)に格納済みかどうか、などにより配信方法の選択は変わります。
このトピックで説明するコンテンツ配信オプションをご利用いただけるのは、Brightcove Enterprise のパブリッシャのみです。Brightcove Pro および Express のパブリッシャは、Brightcove を CDN としてお使いください。
このトピックでは、次の点について学習します。
パブリッシャは CDN を使用して、オンライン上の視聴者に対し、メディアを広く配布することができます。Wikipedia では、CDN を次のように定義しています。
コンテンツ配信ネットワークまたはコンテンツ配布ネットワーク(CDN)は、インターネット上でネットワーク接続されたコンピュータによるシステムです。主にパフォーマンス、拡張性、コスト効率の向上を目的として、コンピュータが互いに透過的に連携し、コンテンツをエンド ユーザーに配信します。
商用の CDN は多数あります。Brightcove Pro または Express をお使いの場合は、Brightcove 自体が CDN ソリューションになります。Brightcove Enterprise をお使いの場合は、コンテンツを配信するのに Brightcove CDN を使用するか、Brightcove でサポートされている CDN を使用するかを選択できます。
それほどトラフィック量を望まない場合や、動画に対するトラフィックを完全に制御している場合は、動画の提供に CDN は必要ありません。たとえば、一部の顧客は、コンテンツを社内 Wiki やプライベート ネットワークで配布することを望んでいます。その場合は外部の CDN を使用しなくても、システムでメディアの配信を管理できます。Brightcove がこの設定をどのようにサポートしているかについて詳細を知りたい場合、Brightcove カスタマーサポートまたは担当のアカウント マネージャにご連絡ください。
コンテンツの配信方法には、いくつか基本的な タイプがあります。
プログレッシブ ダウンロードでコンテンツを配信する場合は、通常の Web ページやダウロード可能な文書と同様に、標準の Web サーバーから HTTP 経由でファイルが提供されます。動画が再生されるときは、まず動画ファイルが視聴者のハード ドライブにダウンロードされ、その後で再生が開始します。視聴者のハード ドライブに動画が必要なだけダウンロードされてから、再生が始まります。動画のストリーミングと比較した場合に、プログレッシブ ダウンロードの確かなメリットは 1 つしかありません。動画の配信に、ストリーミング サーバーが要らないということです。動画のプログレッシブ ダウンロードは、通常の Web サーバーで行うことができます。
これは使いやすく、コスト効率の向上が期待できますが、次の問題が起こりうることに留意する必要があります。
プログレッシブ ダウンロードは、愛好家による使用やトラフィック要件の低い Web サイトでの使用で、視聴者のコンピュータにコンテンツがキャッシュされても構わず、比較的短い動画(10 分未満)のみを配信すればよい場合には最適です。顧客が動画配信に対して高度な機能や制御を求める場合、もしくは多数の視聴者(同時視聴者が数百人以上)に動画を見せる必要がある場合、動画の利用や視聴の統計を追跡およびレポートする必要がある場合、最高の双方向型再生エクスペリエンスを提供したい場合には、動画をストリーミングする必要があります。また、ストリーミング配信では視聴する部分しか実際には配信されないため、プログレッシブ配信よりも帯域幅を消費しません。
ストリーミング メディアとは、エンド ユーザで受信しながら通常は表示も行うマルチメディアで、ストリーミング プロバイダによって配信されます。
Real Time Messaging Protocol (RTMP) は Adobe Systems 社が開発した独自プロトコルです。インターネット上で Flash プレーヤとサーバー間において、音声、動画、データをストリーミングすることを目的としています。動画のストリーミングでは、各クライアントがストリーミング サーバーに対してパーシステント コネクションをオープンし、サーバーがクライアントに対して動画のビットデータをストリーミングします。このビットデータがビューアで表示され、その後ただちに破棄されます。詳細については、Adobe の「Flash Media Server 3 によるストリーミングの概要説明」をお読みください。
ストリーミングは、以下のことをしたいまたはする必要がある場合に使用してください。
Brightcove では、Brightcove プレーヤで配信される動画ファイル単位で Time To Live (TTL) トークンを導入し、RTMP 配信を強化しました。Time To Live(TTL と短縮されることもあります)とは、コンピュータやコンピュータ ネットワーク技術において、あるデータの単位(パケットなど)が破棄される前に反復または送信可能な時間または回数に対する制限です。Brightcove では Flash Media Server を通じて、CDN 上のFlash Media Server (FMS) サーバー インフラストラクチャにさらなるセキュリティを提供する、独自の手法を実装しました。各ストリームに対し、ハッシュアルゴリズムと Time To Live (TTL) を使用することで、実現しています。
また、Brightcove プレーヤにおける RTMPE のサポートを実現するため、Adobe 社や CDN パートナー各社とも緊密に協力しました。RTMPE は RTMP の拡張および暗号化版で、Flash クライアントとサーバー間のストリーム データを保護するために、Adobe Systems 社が開発しました。RTMPE は SSL よりも高速で、SSL とは異なり、証明書の管理を必要としません。
ストリームをキャプチャするソフトウェアのプロバイダは、Adobe Flash に配信される動画をキャプチャしてアーカイブするため、さまざまな方法を試しています。現時点では、こうした「リッパ」で、 RTMP (Real-Time Messaging Protocol) をサポートしているものはごくわずかです。このプロトコルが Adobe Flash Media Server (FMS) で使用されています。Flash からのストリームのリッピングを防ぐため、Flash Media Server 3.0 と Adobe Flash Player 9.0.115 では、リアルタイム暗号化ソリューションである、この RTMPE プロトコルが導入されました。現在、インターネットに接続しているコンピュータの 98% 以上が Adobe Flash Player 9.0.115 以上を使用しています。また、いずれの CDN も Flash Media Server 3 をサポートしています。
Brightcove のユニバーサル デリバリ サービス(UDS)機能によって、ストリーミングとプログレッシブ ダウンロードの利点を組み合わせることができます。UDS がストリーミング アカウントで有効な場合、動画は Brightcove プレーヤにストリーミングにより配信されますが、ポッドキャストなど、必要な状況ではプログレッシブ ダウンロードによって配信することもできます。ユニバーサル配信サービスの詳細をご覧ください
動画コンテンツにストリーミングとプログレッシブ ダウンロードのどちらを使用したとしても、エンドユーザーの Brightcove プレーヤ内に配信される画像(サムネイル、動画の静止画像など)は HTTP ダウンロードにより配信されます。
Brightcove では、CDN プロバイダと設定に応じて、いくつかの基本的な CDN 構成を サポートしています。次から選択できます。
これらの CDN 構成について、メリットとデメリットをまとめた表がコンテンツ配信オプションの比較にあります。
Brightcove の CDN を使用するという選択が可能です。Brightcove では AkamaiやLimelight、その他の Tier 1 CDN を利用し、選択により、プログレッシブダウンロードまたはストリーミングホスティングで動画コンテンツを提供します。上記の配信タイプの説明を慎重に検討した上で動画のニーズに応じて、Brightcove を使用して動画をホストし、プレーヤを通じてシームレスにダウンロード配信またはストリーミング配信を行うことができます。
任意の CDN(BYO CDN つまり「Bring Your Own bandwidth」)を使用することもできます。この場合、CDN プロバイダとの契約に応じて、Brightcove プレーヤを通じてシームレスに、プログレッシブ ダウンロード(PD) またはストリーミングにより動画を配信します。BYO CDN を選択した場合、Brightcove のアップロード ツールを使用して、Brightcove アカウントにコンテンツを取り込むことができます。取り込んだコンテンツは CDN プロバイダにプッシュされ、Brightcove プレーヤを通じてエンド ユーザーに配信されます。
BYO CDN で RTMPE をサポートする場合は、動画アセットのすべてを RTMPE で配信する必要があります。
最後のオプションはリモート アセットです。これは、既に動画ファイルが CDN に格納されており、新しいコンテンツを追加するために Brightcove のアップロード ツールを使用する必要がまったくない場合に選択します。Brightcove の FTP バッチ プロビジョニング システムまたは Brightcove Media API を使用して、リモートの CDN プロバイダに格納されている元になる動画アセットを Brightcove アカウント内の Video から参照する必要があります。
リモートアセットで動画を作成した場合、Brightcove の UI ツール(Media モジュールなど)を使用して、Brightcove にコンテンツをアップロードすることはできません。ただし、メタデータの管理には Media モジュールを使用できます。また、リモート アセットを使用すると、ストリーミング アセットに対し TTL スキームを通じて導入されている保護スキームが失われます。そのため、RTMPE 配信を使用している場合を除いて、RTMP ストリームのハイジャックが比較的容易で、Brightcove プレーヤの外部で再生されやすくなります。
リモートアセットは、ストリーミングかプログレッシブ ダウンロードのいずれかに設定する必要があります。リモートアセットにはユニバーサル デリバリ サービスは利用できません。
リモートアセットで RTMPE をサポートするには、FTP バッチプロビジョニングで Brightcove メディアライブラリにコンテンツを追加する際に、RTMPE プロトコルハンドラを含む完全な URL を提供する必要があります。
リモート アセットでは、HTTP リダイレクトも使用できます。以前、リモート アセットでは、リモート アセット ファイルの URL 自体を定義する必要がありました。これからは、リモート ファイルの置き場所へリダイレクトするための URL を使用できます。たとえば、リモート ファイルの URL が http://video.example.com/MyMovie.flv であるとします。以前は、この動画のremote-asset 要素の remote-url 属性の値を、 http://video.example.com/MyMovie.flv とする必要がありました。現在では代わりに、remote-url 属性に http://host.example.com/servlet.jsp?id=12345 など、動画の置き場所へリダイレクトするための URL を使用することができます。
リモート アセットついての詳細は、リモート動画ファイルで動画を作成するをお読みください。
BYO CDN とリモート アセットを併用するよう、Brightcove アカウントを構成することができます。たとえば、既に一部の動画コンテンツが CDN で利用できる場合は再度アップロードしないですむように、既存のコンテンツにはリモートアセットを使用し、将来新しくアップロードされる分には BYO CDN を使用できます。このようなセットアップが必要な場合は、お問い合わせください。また、複数の Brightcove アカウントを作成し、それぞれに別々のコンテンツ配信計画を割り当てることもできます。
BYO CDN またはリモートアセットをセットアップするための主な手順は、次のとおりです。
Brightcove では、BYOB CDN コンテンツ配信のために、次の主要な CDN をサポートしています。
BYO CDN またはリモート アセットを使用する場合、Brightcove Studio の [レポート] ページに、動画およびプレーヤについて、ダウンロードしたギガバイト数や所要時間は表示されません。CDN とは統合されていないからです。これらのレポートは、CDN プロバイダから直接入手してください。「動画以外」のコンテンツについては、ダウンロードされたギガバイト数が Brightcove のレポートに表示されます。これは、Brightcove プレーヤの SWF や画像などによる使用帯域幅です。